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時雨堂のスキル

流れが速いのでこれは 2026 年 6 月時点での時雨堂で採用しているスキルだけで、これで固定しているとかではないです。


さすがにこの記事を読む人で SKILL.md を知らない人は居ないと思うのですが、簡単にいうと LLM に食わせるまとまった文章の事です。

つまり「レビューして」とだけ書くのではなく「こんな感じでレビューして ... 」みたいなの長々と書かれている内容になります。

時雨堂ではこのスキルを多用して開発をしています。

スキル一覧

時雨堂のスキルは非公開です。

また時雨堂社内で利用可能なスキルは時雨堂が管理しているスキルのみです。それ以外のスキルを利用する事はできません。ただし自分で作成したスキルを利用する事は許可しています。

まずは時雨堂で利用しているスキルの一部を紹介します。

shiguredo-git

コミット規約とブランチ命名規則を決めるスキルです。git の使い方は全部このスキルにまとまっており、このスキルを経由利用して git を操作します。

shiguredo-issues

時雨堂では GitHub Issue などは利用せずリポジトリに issues/ というディレクトリを掘ってそこで issue を管理してます。

これらをどう管理するか、どう利用するかが書かれているスキルです。

shiguredo-changelog

CHANGES.md への変更履歴記載ルールが書かれているスキルです。これにより変更履歴に統一感が出ます。

shiguredo-erlang

時雨堂の第一公用語である Erlang/OTP に関連するスキルでノウハウが沢山詰まっています。

shiguredo-python

時雨堂では Python は pytest がメインですが、nanobind や PyO3 に関連するノウハウをまとめてあるスキルです。

shiguredo-rust

時雨堂では最近積極的に利用している Rust 向けのスキルです。あまりノウハウは多くなりません。基本的に「使うな系」が多いです。

shiguredo-typescript

時雨堂は TypeScript をブラウザ向けでのみ利用しています。Vite+ や Preact など自分たちが採用しているライブラリに関するスキルがまとまっています。

create-issue

issues/ 以下に新しく Issue を作る際に利用するスキルです。template.md が用意されており、このスキルを使うことで issue から個性を削除できます。

polish-issue

時雨堂のコアスキルです。create-issue で作った issue を「issue だけで修正ができる」まで磨き上げます。Opus 4.7 を使った場合、1 issue 磨き上げるのに早くても 30 分程度かかります。

レビューや調査、お試し実装などもこの段階でやります。

triage-issues

もう古くなった issue を破棄するかどうかを判断するスキルです。定期的に書けることで「古い issue が残ったままになる」が避けられます。

review-diff-code

時雨堂のコアスキルです。ブランチの差分をレビューします。polish-issue と並んでよく使われるスキルです。

Pull-Request 出す前 (または Push する前) にこのスキルを利用する必要があります。徹底的なレビューを最低 3 周、最大 5 周します。さらに様々な観点からのレビューをします(今は 7 つの観点からレビュー) 。

review-code

こちらは「差分ではなくメインブランチのコードをレビューする」スキルです。課題を洗い出すためのスキルです。

update-skills

非技術者がスキルを使う際に gh skill を打つのは大変なので、作りました。gh だけインスールしてもらって、このスキルを Codex App で呼び出して、スキルを最新にしてもらっています。


AGENTS.md

AGENTNTS.md も基本的には「この場合はこのスキルを使え」と書いてあるシンプルなものにしています。今のところうまく回っています。思ったよりちゃんと SKILL を見てくれるようです。


スキルを利用した開発フロー

基本的にスキルを利用します。今後調査などもスキルにしていく予定です。

  1. create-issue スキルで issue を作る
  2. polish-issue で issue を磨く
    1. 磨いた issue を人間がレビューする
  3. issue を実装する
    1. 実装方法やブランチ名などは全部 issue に書いてある
    2. 一応自動で実装するスキルも用意してあるが利用は非推奨
  4. 実装が終わったら review-diff-code でレビューする
  5. Pull-Request を出す
    1. 自分でレビューする
    2. 人間にレビューを依頼する
  6. CI とおったらマージ

人間がやる作業は「判断」をすることが主な仕事になってきています。

まとめ

実際スキルをメインに使っているのですが、スキルのインストールをしていなかったメンバー曰く「何か LLM があり得ないぐらいバカになってて何かと思ったら、AGENTS.md に書いてるスキルをローカルでインストールしてなかった」という発言をするレベルくらいにうまくいっています。

ちなみに、スキルは積極的にメンテしています。毎日改善していっています。