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時雨堂の libwebrtc への貢献

これはアピール記事です。

時雨堂では 2024 年に libwebrtc への貢献を始めました。これはもともと時雨堂が GitHub で公開している libwebrtc のパッチを見た Google の方が「是非メインラインにマージしないか?」と声をかけてくれたのがきっかけです。

現時点での libwebrtc への貢献

以下は全てマージ済みです。

libwebrtc への貢献は @melpon へ仕事として依頼しています。彼は去年から基本的に libwebrtc への貢献をメインにしつつ、時雨堂の OSS 製品の開発が仕事です。

具体的にどんな貢献をしてるの?

基本的には自分たちがパッチを作って対応している仕組みをメインラインに入れるというのがメインです。

最近では Mixed Codec Simulcast と呼ばれる、複数コーデック、複数画質を 1 つのストリームで配信する仕組みを提案しています。凄く簡単に言えば AV1 を使いたいけど見れない人のために VP8 でも配信を同時に行うみたいな仕組みです。

これは、片方向大規模への配信を意識した機能ですが、この機能があるだけで劇的に変わっていくと思います。

他にはどんな貢献してるの?

WebRTC 関連であれば OBS の WHIP / WHEP 対応や、libdatachannel の AV1 関連や SCTP 関連の貢献もしています。

今後も積極的に貢献をしていこうと思います。