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棚卸し (2025-07)

定期的にやるやつ。2018 年くらいからだらだら書いてる。

Erlang/OTP

淡々と書いてる。今年はレガシーな機能削減がメインなのでコードを削除したりする方が多い。Raft を利用した分散システムになってからは、色々気を遣うことが多くなったが、それでも何も悩まずに書けていてとても良い。

最近は QUIC / WebTransport をちまちまと書いたりもしているが、これが主力になるのはあと 5 年はかかるので、それまでにノウハウはためておきたい。

TypeScript

もうほぼ自分では書かず Claude Code で書いている。明らかに自分よりもよくわかっている。ただすぐデグレするのでレビューは徹底してるし、テストも徹底してる。古いコードは 1 から書き直した方が良い。

Python

pytest がメイン。テストツールやら検証ツールやらツール系が Claude Code で気軽に作れるのは本当に便利。LLM 関連を他の人に任せたので最近はツールより。

WebRTC

まだまだやることが山盛りで、WebTransport なんてやってる暇は全然ないなと思いつつ、最近は ESP32-P4 を利用した組み込み WebRTC をこつこつ学んでいる。

H.264 HWA を詰んだ組み込みデバイスが日本でも手に入りやすくなってきたのは素晴らしい。特に M5Stack の Tab5 は液晶、無線、カメラが付いているので、お試ししやすい。

組み込み WebRTC はやりたかった技術の一つなので今後積極的に関わっていきたい。

DuckDB / DuckDB-Wasm / DuckDB-FTS / DuckDB VSS

ログ解析だけでなく様々なところで活用させてもらってる。DuckDB は組み込み OLAP ということで自社との相性もとても良い。オブジェクトストレージに JSON Lines 方式でログを保存しておけば何でもできる。最近は DuckLake などもでてきた。DuckDB に全振り。

最近は C++ 系のツールに組み込んで、HTTP サーバ(リバプロ)を提供して、DuckDB UI 的な仕組みを実現を目指している。この仕組みは本当に革命的。

スポンサーになろうと思いいろいろな手段で連絡してみたが、なしのつぶてなのでその点は残念。相手にされていないのかもしれない。

uPlot

Grafana が採用してるブラウザ向けの軽量高速グラフツール。大量の情報をサクサクっとグラフ化してくれる。

元々ブラウザで様々なリアルタイム統計情報をグラフ化したいという気持ちがあったが、センスもないし、技術力も無かったが、DuckDB / DuckDB-Wasm のおかげで扱いやすくなり、Calude Code に uPlot のコードを理解して書くととても良いグラフを作ってくれる。

pyroute2

Python の pyroute2 というネットワークフレームワークを利用して、GitHub Actions 上で分散システムのネットワーク障害テストを実現を進めている。

pyroute2 を使う事で 1 ホストに仮想ネットワークを作れ、さらに tc を使い特定の接続だけを不安定にしたりもできる。かなり万能ライブラリにであえた。

さらに pyroute2 と duckdb (python) を組み合わせて統計情報を取得しつつ、その統計情報を parquet 化してオブジェクトストレージにアップロードして、ブラウザで DuckDB-Wasm と uPlotを利用して可視化とかもできる。

aiohttp

軽量な HTTP サーバーとして利用してる。WebSocket も対応してる。クライアントは httpx を利用してる。こだわりがあるわけではないが特に困っていないので便利。pytest との連携も便利なのが良い。

MOQT

Google が開発してる moqt ライブラリをビルドして様々なプラットフォームで利用できるようにしてある。ただ結局コーデックやら色々必要になるのでまずはそこをうまく実現したい。

静的サイト

とにかく静的サイトで色々やることにはまってる。デプロイ先は R2 がメインで、GitHub Pages (or GitHub Pages Private) を利用している。R2 は早いし簡単でよい。GitHub Actions からデプロイするのも便利でイイ。

とにかく静的サイトで完結する仕組みを色々作っている。自社の WebRTC SFU を使って会議システムを作ったり、いろいろなサンプルを作ってみたり、DuckDB を使った可視化ツールを作ってみたりなどなど。

Claude Code で Vite + React + Tailwind CSS を使って気軽にサイトが作れるのがとても良い。

Claude Code

Max プランで利用している。デグレしまくるのでテストでガチガチにしないと使い物にならない。ただ調査は本当に便利。大量のコードをサクサクっと調べてくれる、本当にありがたい。

だんだん高くなっていくんだろうなと思いながら、依存はある程度しつつ使ってる。

Claude Code Actoin

基本的にはレビューに限定して使っている。!opus!sonnet という感じでレビューを依頼できる。ほぼ全てのリポジトリに登録してあり、気軽にレビューを依頼できる。API 利用なので、課金が気になるところだが、正直小さなチームであれば月 500 ドルも行かない感じ。人を雇うことを考えると破格。

レビューが気軽に依頼できるのは本当に良い。


Go を自分の手で書くことはなくなった。もともと興味が無かったこともありプロダクションコードは完全に他の人にお任せモード。ただ Claude Code で sqlc と pg-schema-diff を使ってお試しアプリを作ったりはしている。

Rust は自分はなんとなく読める程度で十分と判断して、プロダクションコードは他の人に任せている。Rust を使って作りたいツールは Claude Code にお任せで十分。

Claude Code (Max プラン) が Claude Code Action (API) でてきて、色々変わってきた。ただ自分からすると「誰かに頼む」のと「Claude Code に依頼する」の違いでしかないので違和感は特にない。むしろ 24/365 依頼できて、ガンガン指示できるのは誰かに依頼するより楽だし、あまりにも安価。

今後どうなっていくのかわからないが、自分はリアルタイム配信、分散システム、ログ、統計、可視化、テストに全振りしていく。