eps_webrtc が公開された
EPS32 向けの WebRTC 実装が公式で公開された。
EPS32 自体はほぼ知識は無いが、自分がやりたかった IoT 向けの WebRTC 実装に近い。今まで Raspberry Pi Zero で動く WebRTC クライアントなどを公開したりしてきたが、より小さい端末で動かしたいというのがずっとあった。
去年は libwebrtc を利用せず、libdatachannel を利用した自社製品向けの SDK を公開したりしてみたが、より小さな端末向けというものではなかった。
最近になって OpenAI が libpeer を利用した Realtime SDK をリリースして、かなり興味を持っていたのだが、距離が少し遠そうなのと ESP32 のエコシステムにはまだ乗っかっている感じではなかったので様子見していた。
ESP32-P4 には H.264 HWA が詰んでいるらしく、映像を低負荷で送れるというのは聞いていたので、なんとか使ってみたいなと思っていたが、凄くぴったりなコンポーネントが公式から公開された。
技適がーって思ってたけど、技適パスしてたので貼っておく。
— tnoho(とのほ) 駆け出し園児 (@tnoho) January 30, 2025
ESP32-P4 で WebRTC H264 です。サンプル動かしただけよ。
WebRTCをMMUがないチップで動かすのも、RISC-Vのチップで動かすのも初めてw pic.twitter.com/8wKHeNBoua
ささっと動かしてしまった人もいる。これは凄く楽しみだ。ESP32-P4 は国内ではまだ手にいられないので、公式から買うのが良いらしい。
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色々付いて 1 万円程度。技適周りはまだ不明。
ただ、自分は ESP32 やらハードウェアはまったくわからないので、とりあえず esp_webrtc などのコードを色々読んでいる。一番の収穫は公式で websocket コンポーネントを提供していることがわかったこと、おかげで自社の SDK を作るパーツは揃った。
2025 年になんとか ESP32 向けの SDK を出したいと考えている。